リハビリテーション医学
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多発性硬化症に対する障害度分類法と予後推定について
鳥居 重夫笠原 健吉本 有希子村上 慶郎
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1984 年 21 巻 4 号 p. 221-226

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抄録
多発性硬化症患者31例を障害病巣の組み合わせにより脊髄型,視束・脊髄型,脳幹-小脳・脊髄型,視束・脳幹-小脳・脊髄型の4型に分類し,それぞれの臨床経過について障害の改善度をMcAlpineらとKurtzkeの方法により評価し,さらに錐体路,脳幹,小脳,知覚,膀胱直腸,視覚の個々の機能に対してもKurtzkeの方法により改善度を評価した.全体の改善度はMcAlpine法によると2.55±1.43→1.74±0.95,Kurtzke法によると,Δ3.22±2.32であった.型別ではMcAlpine法によると脳幹-小脳・脊髄型が,Kurtzke法によると視束・脳幹-小脳・脊髄型が最も良かった.機能別では脳幹機能が最も良かった.予後の推定には型別,機能別に分類することが有用であると考えられた.
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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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