リハビリテーション医学
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成人における下肢伸展挙上角度について
特にSLRテストに対する考察
忽那 龍雄渡辺 英夫
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1984 年 21 巻 4 号 p. 215-219

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抄録
健康成人,男性946名,女性842名の両下肢の下肢伸展挙上角度(SLR角度)を調査し,SLRテストを評価する上に参考となる事項について述べた.即ち,
1.日本人成人におけるSLR角度の正常値は,男性が右下肢78.7度±9.70度,左下肢79.0度±9.94度であり,女性が右下肢85.7度±8.48度,左下肢87.3度±8.38度であった.これらSLR角度の臨界値は男性65度,女性75度と考えられた.
2.SLRテストを評価するにあたっては,正常者のSLR角度には男女差があり女性の角度が大きいこと,並びに左右差はなく左下肢と右下肢との間に高い相関があることに配慮する必要がある.
3.また正常者におけるtight hamstringsの頻度は,男性が12.5%,女性が13.2%であった.
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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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