リハビリテーション医学
Online ISSN : 1880-778X
Print ISSN : 0034-351X
ISSN-L : 0034-351X
機能的電気刺激(FES)による麻痺手の動作
八木 了杉本 良洋中土 幸男半田 康延島田 洋一小松 繁内藤 輝市江 雅芳星宮 望
著者情報
ジャーナル フリー

1984 年 21 巻 4 号 p. 235-242

詳細
抄録
上位運動ニューロンの障害によって麻痺した上肢の末梢神経に機能的電気刺激(FES)を行い,それによって得られる手の動作を解析した.刺激には幅0.2msecの負性矩形波を用い,周波数は20Hz,振幅が0~-25Vの間で可変できる10チャンネルの刺激装置を試作して用いた.刺激電極としてはtefron-coated stainless steel wireを用い,経皮的埋込み電極とした.刺激による個々の動作として,指の伸展と屈曲,母指の伸展,対立,屈曲などがほぼ分離して得られた.組合せ刺激では,母指対立位での手のopening, grasp, lateral pinchなどの動作が得られた.これらの動作を応用することによりADL上有用な手の機能をFESで再建することが可能であると思われた.
著者関連情報
© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top