リハビリテーション医学
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リウマチ女性患者の排尿動作
椎野 泰明
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1984 年 21 巻 4 号 p. 259-260

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抄録
女性のRA患者の排尿動作について,206名に調査した.その結果トイレで不便を感じるものは99名,和式トイレでしゃがんで出来ないものは98名で,それらの患者は中腰,立位で行なっている.トイレの出入りが困難なものは7.8%,排尿後の後仕末が困難なものは13.6%,衣服の上げ下げが困難は27.2%である.RAになってトイレを改造したものは37.4%で,自宅のトイレが洋式のものは114名であった.しかし洋式トイレでも困難を感じるものが19名いた.一方下肢関節の股関節の屈曲と外転,膝関節の屈曲,足関節の背屈,底屈においてトイレで不便を感じる者と感じない者,しゃがめる者としゃがめない者の間にそれぞれ有意差があった.
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© 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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