The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『切断とリハビリテーション医学』
下肢切断者のパラスポーツへの参加とスポーツ用義足の使用
里宇 文生大野 祐介岩下 航大梅澤 慎吾臼井 二美男
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2018 年 55 巻 5 号 p. 406-409

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抄録

近年,下肢切断者が義足歩行を達成して日常生活へ復帰した後に,パラスポーツに参加する機会が増えている.下肢切断者のパラスポーツへの参加は,身体的効果,精神的効果が報告されており,医学的に有用である.下肢切断者が行うスポーツとしては,ウォーキングや登山,卓球,釣り,ゴルフ,自転車競技などの生活用義足を用いて行うスポーツに加え,専用の競技用義足を用いることで,陸上競技,バドミントン,テニス,スキー,スノーボード,サーフィン,スキューバダイビングなど,多くのパラスポーツを行うことが可能である.パラスポーツへの参加に関しては,費用や参加機会の点で課題が存在するが,医療者からの適切な情報提供が重要である.

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© 2018 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
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