The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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重症COVID-19患者に対する急性期リハビリテーション治療の効果
広田 桂介神谷 俊次福島 竜也杉本 幸広松瀬 博夫橋田 竜騎岩永 壮平松岡 昌信高須 修星野 友昭志波 直人
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ジャーナル 認証あり 早期公開

論文ID: 21065

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抄録

重症Coronavirus disease 2019(COVID-19)患者は治療困難例も多く,集中治療室滞在が長期化した患者に神経学的合併症を引き起こした報告が多数みられる.重症COVID-19患者に対するリハビリテーション医療は重要とされているが,その有効性を示すプログラムはない.そこで,当院で作成し使用した重症COVID-19患者に対する発症後の急性期から開始するリハビリテーションプログラムの有効性について検討した.対象は,当院重症COVID-19病棟に入院となり,リハビリテーション治療を施行した重症COVID-19患者28人.年齢中央値61歳,男女比67.9%:32.1%(19:9),BMI中央値25.0 kg/m2.COVID-19重症病棟退出後でCOVID-19中等症病棟入室および退出時におけるMedical Research Council Scoring(MRC)を評価し比較検討した.MRCは,COVID-19中等症病棟入室時の中央値43点であり,退出時は50点で有意に改善した(p<.001).さらにBarthel Indexにおいても同様に有意な改善が認められた(32.5点vs. 77.5点,p<.001).重症COVID-19患者に対する発症後の急性期から開始するリハビリテーション治療は,筋力や日常生活を改善させる可能性がある.

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© 2022 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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