1992 年 48 巻 2 号 p. 194-
回転立体撮影法の撮影条件を決定するために、相対的な空間分解能・ノイズ量を測定し、臨床応用して検討した。従来法では、7inch I.I.で1.3倍の拡大撮影をしていたが、7inch I.I.では撮影時間が9inch I.I.にくらべ長くなり、1frameあたりI.I.に入射する線量が100μRしか使えず、ノイズが目立つ画像であった。そこで9 inch I.I.に着目し、従来法に最も近い空間分解能が得られる拡大率を検討した。その結果、本装置の性能が十分把握でき、reasonablcな撮影条件を決定することができた。