日本放射線技術学会雑誌
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333. 各 3 次元画像作成法の評価(CT 3D・表示技術-2)
生駒 英明小林 尚志山田 公治青木 誠岡田 勲
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1994 年 50 巻 8 号 p. 1248-

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抄録

1.VR法はSR法に比べ、ら旋状スキャンにおける撮影条件の影響を受けにくい処理法のため、細かなところまで、より実物に近い形で観察できる。2.SR法、VR法は、患者一人一人の血管の解剖と、腫瘍と血管の関係を立体的に観察でき、MDP法は立体的には見えないが、末梢の血管まで観察でき、石灰化などの観察が可能である。また、RAP法も立体的な観察はできないが、名前の如く単純X線写真様の画像で、腫瘍を透過させての血管の観察が可能なため、腫瘍と血管との関係の他に腫瘍周辺の情報を得るために有用な処理法である。3.SR法も目的とする病変や部位に応じて使用することで、診断に大きく役立つ。(例 : CT内視法)

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© 1994 公益社団法人 日本放射線技術学会
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