日本臨床外科学会雑誌
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症例
術後5年目にポート部再発巣を切除した腹腔鏡下胆嚢摘出後偶発胆嚢癌の1例
腰塚 靖之蒲池 浩文高橋 徹田原 宗徳神山 俊哉藤堂 省
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2008 年 69 巻 2 号 p. 433-437

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抄録
症例は88歳,男性.他院で胆嚢ポリープと診断され腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行された.術後胆嚢癌と診断されたが,追加切除はせず経過観察されていた.術後4年8カ月のCTで臍右側に4×5cmの腫瘤を認め,経過観察とされていたが,Second opinion目的に術後5年1カ月で当科初診.CT上腫瘤は8×8cmに増大しており,細胞診でadenocarcinomaと診断され胆嚢癌のポート部再発が疑われた.病巣は局所に限局していたため手術を施行した.腫瘤とともに大網,腹膜,腹直筋,皮膚を切除し,コンポジションメッシュを用いて腹壁を再建した.病理組織学的に胆嚢癌再発であることが確認された.術後1年11カ月無再発生存中である.偶発胆嚢癌のポート部再発は一般に予後不良であるが,初回術後1年以上経過し,再発病巣が限局している場合,切除で良好な予後を得られる可能性がある.
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© 2008 日本臨床外科学会
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