日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
FDG-PETで集積像を示した横行結腸平滑筋腫の1例
塚田 祐一郎吉福 清二郎平野 龍亮笹原 孝太郎岸本 浩史田内 克典
著者情報
キーワード: leiomyoma, colon, FDG-PET
ジャーナル フリー

2009 年 70 巻 3 号 p. 793-797

詳細
抄録
症例は30歳,男性.下痢,血便にて受診.下部消化管内視鏡検査にて横行結腸に4cm大の結膜下腫瘍を認め,18F-fluorodeoxyglucose positron emission tomography(以下,FDG-PET)にて集積像を示したため,悪性粘膜下腫瘍の疑いで横行結腸部分切除術を施行した.組織学的には,比較的均一な紡錘形細胞が束状ないしは交錯状に増生しており,免疫染色検査では,α-SMA(+),c-kit(-),CD34(-),S100(-)であり,平滑筋腫との診断を得た.核分裂像に乏しく,壊死,出血なども見られず,大きさも5cm以下であり,明らかな悪性所見は認められなかった.本来良性である消化管平滑筋腫にFDG-PETで集積がみられたという報告はなく,文献的考察を加え報告する.
著者関連情報
© 2009 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top