日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
甲状腺浸潤を認めたLangerhans細胞組織球症の1例
二萬 英斗枝園 忠彦岡田 真典池田 宏国土井原 博義
著者情報
ジャーナル フリー

2012 年 73 巻 5 号 p. 1059-1063

詳細
抄録
Langerhans細胞組織球症(Langerhans cell histiocytosis:LCH)はLangerhans細胞が単クローン性に増殖する稀な疾患であり全身諸臓器に浸潤し得る.今回われわれはPET-CTを契機に発見された甲状腺浸潤を伴うLCHという極めて稀な症例を経験したので報告する.骨転移を伴う甲状腺癌との鑑別は困難であり診断と治療を兼ねた手術を行い,病理組織学的にLCHと診断された.術後は化学療法を行っているが,晩期障害や二次癌発生の可能性を念頭に置いた長期にわたるフォローアップが肝要と思われる.また再発や二次癌の診断にはPET-CTが有用と思われる.
著者関連情報
© 2012 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top