日本臨床外科学会雑誌
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Paraduodenal hernia type腸回転異常症を伴う上行結腸癌の1例
木村 有希森本 光昭堀江 久永巷野 佳彦鯉沼 広治佐田 尚宏
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キーワード: 腸回転異常症, 大腸癌
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2016 年 77 巻 9 号 p. 2247-2252

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抄録
症例は54歳の女性.近親者の大腸癌罹患による不安から近医を受診した.大腸内視鏡検査は挿入困難であった.注腸検査で上行結腸癌を疑われ精査加療目的に当院へ紹介となった.ダブルバルーン内視鏡検査で上行結腸癌と診断された.3D-CT angiographyではSMV rotation signを認め,腸回転異常症を伴う上行結腸癌の診断で開腹回盲部切除術を施行した.手術所見では,上行結腸は後腹膜に固定されておらず,小腸は十二指腸尾側より肝下面に内ヘルニアをきたし,paraduodenal hernia typeの腸回転異常症と診断された.郭清は回結腸動脈を根部で切離してD3とした.内ヘルニアの小腸は右上腹部で後腹膜に強固に癒着しており,これまで無症状であったことから整復は行わなかった.内ヘルニアを伴う腸回転異常症に併存する大腸癌は稀であり,文献的考察を含めて報告する.
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© 2016 日本臨床外科学会
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