日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
胆嚢摘出術中にPTGBDより除石したR-Y再建後総胆管結石の1例
中島 啓吾筒井 信浩大平 寛典山内 栄五郎鈴木 裕
著者情報
ジャーナル フリー

2016 年 77 巻 9 号 p. 2283-2286

詳細
抄録
症例は86歳,男性.進行胃癌に対して腹腔鏡下幽門側胃切除,Roux-en Y再建を施行後6年目に胆石性胆嚢炎,総胆管結石による閉塞性化膿性胆管炎を発症した.CT上,胆嚢の腫大も認めたため,胆嚢からのドレナージで胆管炎のコントロール可能と判断し,第1病日に経皮経肝胆嚢ドレナージ(PTGBD)を施行した.本症例はRoux-en Y再建後であり,内視鏡的に総胆管結石を除石することは困難であるため,第13病日にPTGBD経由で除石を試みたが,ガイドワイヤーを胆嚢管に通すことができずに断念した.第25病日に腹腔鏡下胆嚢摘出術を行った際に,胆嚢管を直線化することによりPTGBD経由で術中除石を行うことができた.
今回,腹腔鏡下胆嚢摘出術を行う際に胆嚢管を直線化することによりPTGBD経由で総胆管結石除石を行った症例を経験したため,文献的考察を加え報告する.
著者関連情報
© 2016 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top