日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下低位前方切除術を行ったLeriche症候群併存直腸癌の1例
野田 和樹上野 剛平伊東 大輔野間 淳之宮本 匠宇山 志朗
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2018 年 79 巻 10 号 p. 2134-2138

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抄録
症例は68歳,男性.主訴は腹痛,下血.下部消化管内視鏡検査にて直腸癌を指摘され,精査の結果T3N2M0c Stage IIIbと診断された.術前造影CTでLeriche症候群の合併を認めたが,無症状であり画像上も高度に発達した腹腔内側副血行路からの下肢,腹腔内臓器への供血を認めた.血行再建は行わず,腹腔鏡下低位前方切除術を施行した.周術期合併症なく術後7日目に退院となった.Leriche症候群を合併した直腸癌に対して腹腔鏡下手術を安全に施行しえた.
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© 2018 日本臨床外科学会
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