症例は48歳,男性.既往に成人発症の喘息,鼻ポリープ,好酸球性副鼻腔炎,高血圧あり.胆石発作を繰り返していたため,手術が計画されていた.経過中に左被殻出血を発症し,当院に緊急入院,緊急神経内視鏡的血腫除去術を施行した.後日施行した腹腔鏡下胆囊摘出術の摘出標本にて,中型動脈を主体とした好酸球性動脈炎の所見があり,好酸球性胆囊炎および好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:以下,EGPA)の診断に至った.EGPAは様々な臨床症状をきたしうるが,好酸球性胆囊炎や脳出血を合併することは稀である.好酸球性胆囊炎の背景疾患であるEGPAを見逃さず,速やかに治療介入することが重要である.