日本臨床外科学会雑誌
Online ISSN : 1882-5133
Print ISSN : 1345-2843
ISSN-L : 1345-2843
症例
成人特発性胃破裂の1例
小泉 亘森本 洋輔氣賀澤 悠柏木 浩暢西岡 道人壁島 康郎
著者情報
キーワード: 特発性胃破裂
ジャーナル フリー

2019 年 80 巻 5 号 p. 873-875

詳細
抄録

特発性胃破裂は新生児に多く,成人ではまれである.

症例は75歳,女性.整形外科の術後リハビリ入院中に,腹部膨満感を訴え,画像精査にて上部消化管穿孔と診断された.保存的治療が困難と判断し,緊急手術を施行した.術中所見では,胃体中部前壁に穿孔を認め,同部位から多量の食物残渣が腹腔内に漏出していた.内腔の観察で明らかな潰瘍性病変を認めず,特発性胃破裂と診断した.腹腔内を洗浄し,穿孔部位の縫合閉鎖を行った.術前画像で,幽門部の通過障害が否定できなかったため,胃空腸吻合術を追加した.術後合併症なく軽快退院した.

著者関連情報
© 2019 日本臨床外科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top