日本臨床外科学会雑誌
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症例
腹腔鏡下肝切除を行った肝類上皮血管内皮腫の1例
内藤 慶, 鈴木 崇之, 前田 慎太郎, 新村 兼康
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2021 年 82 巻 11 号 p. 2039-2045

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抄録

症例は37歳,女性.乳癌術前精査のCTで肝S6に42mm大の腫瘤を認めた.乳癌肝転移の可能性も考えたが,画像検査による確定診断は困難であり,経皮経肝腫瘍生検を施行した.生検の結果,類上皮血管内皮腫(epithelioid hemangioendothelioma;EHE)が疑われ,乳癌手術後に腹腔鏡下肝S6部分切除術を施行した.術後合併症は特に認めず,第9病日に退院となった.術後病理結果により肝EHEと診断し,術後経過観察を継続しているが再発は認めていない.自験例は術前に肝EHEを疑い,腹腔鏡下に切除した稀な症例であるので,若干の文献的考察を加え報告する.

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© 2021 日本臨床外科学会
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