日本臨床外科学会雑誌
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症例
Conversion手術を行ったVirchowおよび傍大動脈リンパ節転移陽性胃癌の1例
佐竹 應登須浪 毅斎藤 健栂野 真吾中澤 一憲福田 勝彦
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2025 年 86 巻 3 号 p. 393-400

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抄録

症例は73歳,男性.心窩部違和感,体重減少を主訴に受診.内視鏡検査で胃噴門部から前庭部に4型腫瘍を認めた.生検にて低分化腺癌,HER2陰性,CPS≧5であった.CTで所属リンパ節のほか,傍大動脈リンパ節(No.16a2/b1),Virchowリンパ節に転移を認め,cT4aN2M1(LYM),cStage IVBと診断し,capeOX+nivolumab療法を開始した.10コース後にはいずれのリンパ節腫大も消失しR0手術が可能と考えられたが,術後には補助化学療法の完遂が困難となる可能性を考慮して23コース施行後に胃全摘術+脾摘術,D2+No.10郭清を施行した.R0を達成し,病理学的にpCR,Grade3であった.術後補助化学療法は施行しなかった.術後1年目に多発骨転移を認め,化学療法中である.

Conversion surgeryには症例選択,手術時期,郭清範囲,補助化学療法など解決すべき課題がある.

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