抄録
【目的】経穴部位国際標準化に基づく新教科書使用から1年が経過した2010年度に、 経穴の考え方をはじめ、 国際標準化の評価、 WHO/WPRO標準経穴部位の問題点などについてアンケート調査を実施し、 経穴部位標準化が日本国内でどのように受け止められ、 実践されているかを検討した。
【対象と方法】対象は、 あはき師養成施設の教員、 研究者、 臨床家および鍼灸関係団体とした。 2010年10月~2011年2月に、 対象施設・団体の長宛に、 第二次日本経穴委員会の作業部会が作成した調査票を郵送し、 回答を郵送、 またはFAX、 e-メールの何れかで返信してもらった。
【結果と考察】93施設の149名から回答が得られた。 経絡経穴の考えは多様性があり、 経穴部位の標準化を評価したのは50%位であったが、 鍼灸のグローバル化にとって良いと認識されていた。 また、 骨度法に対する意見が多く、 各経穴については、 体表指標、 取穴の難しさ、 表記などに詳細な意見があった。