全日本鍼灸学会雑誌
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ワークショップ報告
10年間の活動の振り返りとこれからの展開を考える
菅原 正秋古瀬 暢達新原 寿志
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2022 年 72 巻 3 号 p. 174-189

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抄録

安全性委員会では、 これまで学術大会におけるワークショップの定例開催、 「鍼灸の安全対策サイト」 の運営、 鍼灸有害事象の文献調査および多施設前向き調査、 国内で発生した鍼灸の医療事故の情報収集、 並びに、 鍼灸の安全性に関する誤情報に対するマスコミ対応、 鍼灸安全対策ガイドラインの作成などの活動を行ってきた。 第71回学術大会 (東京大会) のワークショップでは、 過去10年の活動について総括した。  鍼灸有害事象の文献調査については、 2004~2019年に国内外で出版された鍼灸の有害事象に関する論文の文献レビューを紹介した。 また、 安全性委員会が行った多施設前向き調査研究の結果についても紹介した。 鍼灸安全対策ガイドラインについては、 ガイドラインを紹介すると同時に、 ガイドラインの認知度を調査する目的で実施したアンケートの結果を報告した。 また、 今後の展開として、 鍼灸安全対策マニュアル (仮称) を作成・出版する予定であることも報告した。  ワークショップの後半では 「折鍼・伏鍼に関する注意喚起と予防策」 と題して、 これまでに報告されている折鍼・伏鍼事例の文献を紹介した。 また、 鍼灸師賠償責任保険における折鍼の発生件数についても報告した。 これらの内容からは、 単回使用毫鍼が普及している現在においても折鍼事故が発生していることが明らかとなった。 最後に、 抜鍼困難や折鍼を予防するための方策などについてまとめ、 参加者と意見交換を行った。

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