2023 年 73 巻 2 号 p. 112-120
漢方医学の舌診は、 患者の体質や病状を知ることができる診断法と考えられる。 我々は、 舌診時の問題点として、 光源・室温・乾燥度などの外部環境要因が影響することや医師の知識・経験に依存する主観的要因がある。 その克服と診断支援のため、 舌撮影装置のTongue Image Analyzing System (TIAS) を開発した。 色については、 L*a* b*という客観化された数値が測定され標準化と科学化が進められた。 TIAS開発からの約15年の進歩の一部を紹介する。