全日本鍼灸学会雑誌
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慢性関節リウマチに関する東洋医学的研究 (III)
今井 正行丹羽 滋郎黒田 正誼三井 忠夫服部 友一
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1982 年 32 巻 2 号 p. 60-64

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抄録

慢性関節リウマチの病因は自己免疫性の疾患として理解されている。今回慢性関節リウマチ患者の経穴の皮膚電気抵抗値を測定し, 変形性膝関節症との対比, また, 臨床症状と経穴の相関性, 更に鍼刺激による病態への影響について検討した。結果, 慢性関節リウマチ群は変形性膝関節症群に比べその値が高い傾向を示し, また慢性関 リウマチの活動性の高い群が低い群に比べ皮膚電気抵抗値が低い傾向を示した。慢性関節リウマチ患者の経穴の状態がその病状を示すものと推定され, 太谿穴, 三陰交穴において有意の相関性を認めた。更に鍼刺激は慢性関節リウマチの病態に大きく影響を与えた。

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