全日本鍼灸学会雑誌
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足部陰経の経穴に関する標準部位の研究
星野 ローザ和美小渡 良博木下 晴都
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1989 年 39 巻 3 号 p. 326-331

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抄録
足部陰経の経穴について国際的標準化の研究を行なった。古代から順次後代の文献を調査し, 部位を明確に記載した文献によって, 現代解剖学的に部位を表現した。骨度篇には足の陰経の基準尺度として, 内果から床面までを3寸と記載し, これを実測すると74mmであり, 踵点から足尖点までを一尺二寸と記し, これを実測すると229mmであった。次に足部腎経の湧泉は踵点と足尖点との間で足尖点から約1/3となり, 然谷, 太谿, 大鍾は古典にしたがい解剖学的に決定した。水泉, 照海は内果と床面の間に比例配分した。脾経の隠白, 大都, 太白, 公孫は文献記載に準じて解剖学的に決定した。
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