抄録
初期皮膚温制御型繰り返し輻射熱刺激システムは痛覚閾値を閾温度 (皮膚温) と閾時間 (刺激時間) で表すことが可能である。今回この2つの痛覚閾値を指標とし, 4Hzと10Hzの針通電刺激による鎮痛効果について検討した。閾温度については総体的に10Hz刺激時より4Hz刺激時で閾温度上昇の長時間持続傾向がみられた。一方, 閾時間では4Hz・10Hzとも閾温度に比べ変動が大きく, また多くの部位で延長例がみられたが, 同時に閾時間の短縮する例も観察された。本研究において閾温度と閾時間で異なる結果がえられ, 閾時間評価に比べ閾温度評価の確実度が高いことが示された。