日本臨床麻酔学会誌
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第21回日本臨床モニター学会(第2回)
新しいアルゴリズム,灌流指標PI,脈波変動指標PVI─全身麻酔管理にどう活かすか─
伊藤 健二
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キーワード: PI, PVI, パルスオキシメータ
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2011 年 31 巻 3 号 p. 501-506

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抄録
  近年,マシモ社のパルスオキシメータで計測されるPerfusion Index:PI,Pleth Variability Index:PVIは,末梢循環血流量の評価や輸液管理上,有用であるとの報告が散見される.本稿では,測定部位での拍動成分の比率を観察することで,全身麻酔による自律神経抑制の評価が可能であると仮定し,その検証を試みた.また,PIの呼吸性変動より得られるPVIについて,arterial pressure wave-derived cardiac output:APCOとの比較を含め,輸液反応性の指標として有用であるかについて考察した.
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© 2011 日本臨床麻酔学会
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