日本臨床細胞学会雑誌
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原著
BD SurePathTM法の余剰検体を用いたハイリスク HPV 検出率と遺伝子型の検討
梅澤 敬落合 和彦山田 恭輔落合 和徳岡本 愛光磯西 成治九十九 葉子沢辺 元司池上 雅博
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2017 年 56 巻 6 号 p. 276-282

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抄録

目的 : 子宮頸部擦過細胞診における HR-HPV 検出率と遺伝子型を検討し, 子宮頸癌検診における HR-HPV 検出および HR-HPV タイピング検査の意義を検証することを目的とした.

方法 : SIL の経過観察者および 2 次検診者いずれも 20 歳以上を対象とした. BD シュアパスTM法で ASC-US 以上に対し, 余剰検体で HR-HPV 遺伝子検査および生検を行い分析した.

成績 : 134 例中 108 例 (80.6%) が HR-HPV 陽性で, 型が判明した 86 例中, 16, 52 および 58 型でおのおの 10%以上と高く, これら 3 つで 48.8% (42/86) を占めていた. CIN2 以上において, 16, 52 および 58 型いずれかを含む割合は 82.6% (38/46) で, これに 18, 31 および 33 型を加えると 95.7% (44/46) であった. CIN2 以上および CIN2 未満における HR-HPV の陽性率は, おのおの 92.3% (48/52) および 68.0% (34/50) であった.

結論 : CIN2 以上の HR-HPV 型は 16, 52, 58, 18, 31 および 33 型が多く, ASC-US 以上でこれら 6 つの型が検出された場合には, 他の HR-HPV 型よりも慎重な管理が必要であることが示唆された.

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