抄録
背景: 今回子宮頸部細胞診で, 上皮内腺癌と診断しえた1例を経験したので報告する.
症例: 症例は41歳で, 近医での子宮頸部細胞診で腺型細胞の異常を指摘され当科へ紹介となった.当科での細胞診でClassIV上皮内腺癌が疑われ, 円錐切除術を施行した.摘出病理組織診断では上皮内腺癌の診断であり, その後単純子宮全摘出術を施行した.
結論: 子宮頸部の腺型病変が疑われる症例ではサイトブラシによる細胞診が有用であり, コルポ診での狙い病理組織生検では確定診断がつきにくく, 積極的な診断的円錐切除術が頸部腺癌の早期発見のために必要であると思われた.