日本臨床細胞学会雑誌
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39 巻 , 5 号
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  • 志田 京子, 佐藤 豊実, 小川 功, 福島 美穂, 高谷 澄夫, 有川 良二, 小倉 剛, 井上 久美子, 安岡 真奈, 西田 正人
    2000 年 39 巻 5 号 p. 287-291
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
    目的: 茨城西南医療センター病院における初診患者の細胞診結果を検討し, 30歳以下の若年者, 特に10代における子宮頸部細胞診の意義を考察した.
    対象: 1996年4月1日から1998年12月31日までに当科を初診した3,500例中, 細胞診を行った2,491例で, このうち10代は135例であった.
    結果: ClassIIIa以上の率 (以下陽性率) は, 10代で6.72%, 20~24歳で3.70%, 25~29歳で5.05%, 30歳以上で5.75%と年齢による有意差はなかった.また, 受診理由を妊娠と非妊娠に分けて検討した場合, 10代では非妊娠患者の方が陽性率が高い傾向にあり, その他の年代では有意に (P<0.05) 非妊娠患者の陽性率が高かった。
    結論: 今回の結果からは, 若年者においての陽性率が30歳以上と同等であることが注目され, たとえ10代であっても, さらに非妊婦であっても, 積極的に細胞診を行うべきであると考えられた.
  • 郡司 有理子, 西村 理恵子, 辻本 正彦, 黒川 和男, 築山 あゆみ, 奥田 敏美, 浦岡 孝子, 滝 一郎
    2000 年 39 巻 5 号 p. 292-297
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的: 術前穿刺吸引細胞診による甲状腺乳頭癌の組織学的分化度推定について検討する.
    方法: 甲状腺乳頭癌33例 (高分化型16例, 低分化型17例) の穿刺吸引細胞診標本をみなおして, 組織学的分化度による細胞像の差を検討した.
    成績: 低分化型の細胞像は高分化型と比べて, 出現細胞量が多く, 細胞集団は辺縁に配列の乱れやほつれを示すものが多かった.また, 個々の細胞では, 大小不同がめだち, N/C比のばらつきや核の大きさのばらつきがみられた.楕円形核の出現も特徴的であった.
    結論: 細胞集団の大きさとその辺縁の状態, 個々の細胞の大きさ, 楕円形核の出現に注目すれば, 甲状腺乳頭癌の穿刺吸引細胞診において分化度推定が可能であると思われた.
  • 田口 勝二, 岩原 実, 藤田 正志, 村石 佳重, 大原関 利章, 若山 恵, 高橋 啓, 渋谷 和俊, 直江 史郎
    2000 年 39 巻 5 号 p. 298-303
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的: 細胞診標本でのトリコスポロンの形態的特徴を認識するためカンジダとの相違点について検討した.
    方法: トリコスポロンが分離された4例の尿細胞診標本を用いて菌の各種染色標本における染色性と形態について検討した.
    成績: トリコスポロンとカンジダにおいて, パパニコロウ染色およびギムザ染色標本における染色性の差はみられなかった.しかし, PAS反応では, カンジダが濃染性均一に染め出されるのに対しトリコスポロンは濃淡様々な染色性を示していた.菌の形態を検討したところ, トリコスポロンは, いずれの検体でも酵母, 仮性菌糸, 真性菌糸の3種類の菌形態を示した.酵母はカンジダのそれより多形性に富み, 平均長径6.9±2.4μm, 平均短径2.9±0.9μmであった.菌糸は酵母の短径とほぼ同等の幅で, 一部は2~4分岐を示した.出芽型分生子は少なかった.また, 分節型分生子を一部に認めた.
    結論: 尿検体中のトリコスポロンは, カンジダと比較して, 仮性菌糸, 真性菌糸, 出芽型分生子や分節型分生子の有無など多くの相違点を示した.
  • 佐久間 香苗, 椎名 義雄, 井上 裕美, 福本 由美子, 飯島 淳子, 大河戸 光章, 森永 素江, 山下 暁子
    2000 年 39 巻 5 号 p. 304-311
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的: 子宮内膜細胞診の標準化を目的に, メンブレンフィルター法の有効性と問題点について検討した.
    方法: 本研究には, エンドサイトまたはエンドサーチで採取された良性90例, 子宮内膜増殖症2例および子宮内膜癌8例を用いた.擦過材料は直接塗抹標本作製後, 生理食塩水中に洗い出し, 孔径10μmのメンブレンフィルターで濾過し, 95%エタノール固定後Papanicolaou染色を施した.
    結果: メンブレンフィルター法では吸引困難が25例 (25%) に存在したが, その原因の大半は粘液の混入であった.メンブレンフィルター法の標本背景は血液成分や壊死物質が少なく, 直接塗抹標本に比べ上皮細胞の観察は容易であった.出現した集塊はメンブレンフィルター法ではNGSES (normal glands surrounded by endometrial stroma) が49.5%, 開口型腺管が30.7%と多いのに対し, 直接塗抹法ではシート状集塊が61.4%を占め, メンブレンフィルター法でより組織構築が保たれた.子宮内膜増殖症では閉鎖型腺管, 偽乳頭状集塊, 腺密集集塊および拡張腺管の頻度が高く, 癌例では小型不整形集塊の出現が鑑別診断上最も重要な所見と思われた.
    結論: メンブレンフィルター法はより組織の特徴を反映した方法であり, 内膜細胞診の標準化の可能性が示唆された.
  • 伏木 弘, 結城 浩良, 寺畑 信太郎, 田所 猛, 三井 由紀子, 大橋 美香, 熊野 睦子
    2000 年 39 巻 5 号 p. 312-317
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 漿液性腺癌は, 子宮内膜癌においてまれな腫瘍である.同一症例に成因が異なるといわれている類内膜腺癌と漿液性腺癌が共存したきわめてまれな1例を経験したので報告する.
    症例: 65歳, 0経妊.50歳に閉経.不正性器出血のため受診し, 子宮内膜吸引細胞診で, 腫瘍性背景のなかに, 比較的大型の細胞集塊を認め, N/C比の増大, クロマチンの増量, 腫大した核小体と核の偏在もあり子宮内膜癌と診断し, 根治手術を施行した.肉眼的に癌は, 子宮漿膜まで達し腹膜播種および大網転移もみられた.腹腔洗浄細胞診は陽性で, 病理組織所見は体部を主体とする浸潤癌で, 高分化型類内膜腺癌の像に加え, 高度の細胞異型を示し乳頭状に発育する漿液性腺癌の合併が示唆された.さらに両側の卵巣, 大網および左閉鎖リンパ節への転移巣は, 漿液性腺癌像を示していた.術後臨床進行期は, FIGO IIIc期であり, cisplatin+adriamycin+cyclophosphamideによる化学療法を6コース施行した.
    結論: 類内膜腺癌と漿液性腺癌が共存したきわめてまれな例を経験したが, 厳重な経過観察と周期的な追加化学療法が必要であると考えられた.
  • 海崎 泰治, 畑 和則, 水野 幸恵, 藤澤 仁美, 桑野 芳恵, 土田 達, 原田 丈典
    2000 年 39 巻 5 号 p. 318-322
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
    背景: 子宮体部癌肉腫の一成分として明細胞腺癌を伴うことはまれである.今回, 明細胞腺癌成分を伴った子宮体部癌肉腫の1例を経験したので報告する.
    症例: 77歳, 女性.不正性器出血のため来院.術前細胞診では壊死性背景に比較的均一で小型の腺型悪性細胞の集塊と, 明細胞腺癌を推定させる豊富な細胞質, 細穎粒状のクロマチン, 大型の核小体を有する大型細胞からなるやつがしら状配列の集塊を認めた.また, 子宮膣部, 頸管細胞診では孤立散在性に出現する非上皮性と考えられる比較的大型の裸核状の悪性細胞も混在していた.子宮内膜, 頸管生検組織には内膜型腺癌成分および明細胞腺癌の成分を認めたが, ともに肉腫成分を疑わせる部分は採取されていなかった.摘出標本では上皮成分として内膜型腺癌, 明細胞腺癌の成分が, 非上皮成分として問質肉腫, 軟骨肉腫の各成分が含まれ, 子宮体部異所性癌肉腫と診断した.
    結論: 明細胞腺癌成分や肉腫成分を伴う子宮体癌は予後が非常に悪いため, 通常の内膜型腺癌診断時にも予後不良因子の組織を剥離細胞診などを併用して見逃さないことが重要と考えられた.
  • 今枝 義博, 堀部 良宗, 丹羽 邦明, 中沢 和美, 米谷 国男, 是松 元子, 村上 正基, 笠原 正男
    2000 年 39 巻 5 号 p. 323-326
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 子宮頸部明細胞腺癌は子宮頸部腺癌の4%といわれ, 比較的まれな疾患である.今回, 術前に診断し得た子宮頸部明細胞腺癌の1例を経験したので報告する.
    症例: 74歳, 女性.不正性器出血を認め近医より当院入院となった.生検は施行することができなかったが, 子宮頸部細胞診にて明細胞腺癌と診断され, 患者の年齢および全身状態を考慮し, 単純子宮全摘術および両付属器切除術が施行された.術後病理診断で子宮頸部明細胞腺癌と確定診断された.術前細胞診の細胞所見は, 出血性背景に多彩な像を示す腫瘍細胞が比較的平面的および散在性に出現していた.多形性に富んだ細胞質を有する大小不同が著しい腫瘍細胞, シート状に出現して細胞質が豊富で均一な大きさの腫瘍細胞, 大型裸核腫瘍細胞およびhobnail様腫瘍細胞がみられた.
    結論: 子宮頸部明細胞腺癌の細胞診による確定診断はhobnail細胞以外の腫瘍細胞が単独で出現した場合はきわめて困難であると考えられた. しかしながら, 子宮頸部明細胞腺癌は予後が悪いことより, 本症例のように腫瘍細胞が多彩な像を示した場合には特に留意し, 他腺癌との鑑別診断をすることが望まれる.
  • 西田 秀昭, 橋本 哲夫, 北村 修一, 塚 正彦, 田中 卓二
    2000 年 39 巻 5 号 p. 327-331
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 卵巣の悪性転化を伴う成熟嚢胞性奇形腫の腹水細胞所見に関する報告はない.今回, 術前の腹水細胞診で興味ある細胞所見を示した症例を経験したので報告する.
    症例: 48歳, 女性.約5ヵ月前より, 水様性帯下が持続し, 腹部膨満感を感じるも約1ヵ月間放置.入院時, 画像所見にて腹水, 卵巣腫瘍を認め, 子宮, 両側付属器を摘出した.
    腹水細胞所見は, 好中球, リンパ球および組織球からなる炎症性背景に, 異型のない紡錘形細胞の集塊や少数の大型~巨細胞性の異型細胞がみられた.異型細胞は細胞質が豊富で偏在性の核を有し, 核縁の肥厚には乏しく, 明瞭な核小体を1個~数個有し, 細胞質辺縁はライトグリーンに好染していた.病理組織所見では, 左卵巣は嚢胞性腫瘍で, その壁には毛包, 歯牙が混在し, 角化を伴う高分化扁平上皮癌の浸潤性増殖がみられ, 浸潤にしたがいその分化度が低下していた.また, 子宮体部への浸潤も認められた.右卵巣は左に比べ小型の嚢胞性腫瘍を認め, 一部角化を伴う癌細胞が浸潤増殖し, 右卵管への浸潤もみられた.
    結論: 悪性転化を起こした高分化扁平上皮癌が浸潤に伴い低分化となり, この低分化扁平上皮癌細胞が腹水中に出現したと考えられた.
  • 大田 俊一郎, 河田 高伸, 北田 雅恵, 藤吉 啓造, 牛嶋 公生, 杉山 徹, 西田 敬, 嘉村 敏治
    2000 年 39 巻 5 号 p. 332-334
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 今回子宮頸部細胞診で, 上皮内腺癌と診断しえた1例を経験したので報告する.
    症例: 症例は41歳で, 近医での子宮頸部細胞診で腺型細胞の異常を指摘され当科へ紹介となった.当科での細胞診でClassIV上皮内腺癌が疑われ, 円錐切除術を施行した.摘出病理組織診断では上皮内腺癌の診断であり, その後単純子宮全摘出術を施行した.
    結論: 子宮頸部の腺型病変が疑われる症例ではサイトブラシによる細胞診が有用であり, コルポ診での狙い病理組織生検では確定診断がつきにくく, 積極的な診断的円錐切除術が頸部腺癌の早期発見のために必要であると思われた.
  • 蔦 幸治, 赤松 孝子, 岡野 公明, 中島 徳郎, 大貫 雅子, 為政 大幾, 堀尾 武, 螺良 愛郎
    2000 年 39 巻 5 号 p. 335-339
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 皮膚アポクリン腺癌はまれな腫瘍で, 細胞学的報告は少なく, 穿刺吸引や擦過細胞の検体に限られている.今回, 左腋窩原発のアポクリン腺癌術後に多臓器転移を来した1剖検例を経験したので, その喀疾, 胸水, 尿, ならびに剖検時の捺印細胞診所見を中心に報告する.
    症例: 68歳, 男性.11年前より左腋窩に腫瘤を自覚するも放置, 3年前に腫瘤が増大し生検にてアポクリン腺癌と診断され腫瘤切除術を受けた.以降, 皮膚・肺を中心に再発転移を来たし, 化学療法, 放射線療法を受けたが, 呼吸不全にて死亡した.剖検にて左腋窩原発アポクリン腺癌の肺を中心とする多臓器転移と診断した.
    結論: 喀疾, 胸水, 尿, 腫瘍捺印における細胞像で豊富な細胞質を有し, 明瞭な核小体を持つアポクリン腺癌を示唆する細胞が認められた.また, 免疫組織学的にもこれらの細胞はB72.3が陽性を呈した.上記特徴とB72.3陽性所見は診断に有用と考えられた.
  • 宇於崎 宏, 鹿島 健司, 竹内 賢吾, 瀬田 章, 石田 剛
    2000 年 39 巻 5 号 p. 340-342
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:Rosai-Dorfman disease (RDD) は頸部リンパ節腫脹, 発熱, 白血球増多, 高ガンマグロブリン血症などを起こす原因不明の組織球増殖性疾患である.鼻腔腫瘤にて発症した症例を経験し, 頸部リンパ節捺印細胞診を検討した.
    症例:50歳, 女性.鼻閉で発症.鼻腔内腫瘤の生検に続き, 声門部腫瘤, 4ヵ月後の頸部腫脹リンパ節の生検によりRDDの診断が確定した.生検リンパ節の捺印細胞診ではemperipolesisと呼ばれる, 組織球の小リンパ球貧食像が観察された.異型は認めなかった.その他, 形質細胞, 赤血球も多数出現していた.組織標本では鼻腔腫瘤, 声門部腫瘤, リンパ節ともに組織球の著明な浸潤があり, リンパ節ではemperipolesisを認めた.免疫組織化学的染色ではemperipolesisを示す細胞はS100蛋白, CD68陽1生で組織球と確認された.また, 貧食されたリンパ球にはT細胞, B細胞両方がみられた.その後, 皮膚病変が出現している.
    結論:捺印細胞診でemperipolesisを容易に観察し得たことから, 細胞診によるRDDの診断推定が可能であると考えられた.
  • 根本 哲生, 森山 美樹, 坂田 泰子, 山本 嘉子, 江石 義信, 菅野 純
    2000 年 39 巻 5 号 p. 343-346
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:家族性大腸腺腫症 (Familial adenomatous polyposis以下FAP) はAPC遺伝子のgermlinemutaionに起因する遺伝性疾患であり, 若年女性の甲状腺に乳頭腺癌をしばしぼ合併することが知られている.近年, 甲状腺乳頭癌に細胞の節状配列や充実性増殖などの組織学的特徴を有するcribriform-morular variant (CMV) が提唱され, FAPに伴う甲状腺乳頭癌は, 多くがその範疇に入るものと考えられる.今回, われわれは家族性大腸腺腫症に合併した甲状腺癌の2例を経験し, 穿刺吸引細胞像を検討した.
    症例:症例はいずれも20歳女性.甲状腺腫瘤に対し穿刺吸引細胞診が行われた. 通常の乳頭癌にもみられるコロイド, 核の切れ込みなどの他に, 1) 細長い核を有する高円柱状細胞の柵状配列, 2) 多角形細胞の充実性胞巣, 3) 立方状細胞の節状配列が特徴的な細胞所見であり, 穿刺吸引細胞像からCMV甲状腺癌の推定が可能と考えられた.
    結論:CMVは非FAP患者では比較的まれであることから, 甲状腺穿刺吸引細胞診でこれらの特徴的な細胞像を認めた場合には, 甲状腺腫瘤が初発症状として気付かれたFAPである可能性を考慮する必要があると考えられる.
  • 佐藤 明, 谷岡 その
    2000 年 39 巻 5 号 p. 347-353
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:まれな胆道カンジダ症の診断は摘出胆嚢からの胆汁培養や剖検時の胆嚢の組織学的検索によってなされており, 穿刺胆汁細胞診で診断された報告例はない.今回われわれは穿刺胆汁細胞診が本症の診断にきわめて有用であった1例を経験したので, 文献的考察を加えて報告した.
    症例:症例は81歳, 男性.発熱および食思不振で来院され, 肺炎が疑われて入院となる.広域抗生剤の点滴にて改善傾向を示すも微熱が持続するため抗生剤を投与し続けていた.胆道結石に伴った胆嚢炎および胆管炎症状が出現し, 血中のエンドトキシンが高値になったため経皮経肝胆嚢穿刺ドレナージを行った.胆汁細胞診ではライトグリーンに淡染し重屈折性を示したり, 胆汁色素で鋳型状となった2-8μmの菌糸と分芽胞子, 大きさや形が均一な厚膜胞子が多量にみられ, 胆道カンジダ症と判定した.また, 胆汁からはCandida albicansのみ培養された.その後胆道カンジダ症に肺炎と出血性胃潰瘍を併発し, 死亡された.剖検では結石とカンジダ菌球を伴った胆嚢炎であり, 播種性カンジダ症に進展していた.
    結論:本例はグラム陰性菌感染が合併あるいは先行し, 胆道カンジダ症から播種性カンジダ症に至ったものと考えられた.胆道カンジダ症は広域抗生剤の長期使用と結石による胆汁うっ滞が関与し, 経消化管的に発症したものと考えられた.
  • 山崎 大, 吉村 英雄, 中村 ハルミ, 吉田 康之, 宮本 誠, 廣田 誠一
    2000 年 39 巻 5 号 p. 354-358
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:今回われわれは, 右乳房に発生した筋線維芽細胞腫と考えられるまれな1例を経験したので報告する.
    症例:75歳, 女性.徐々に増大する右乳房の腫瘤を主訴に来院し, 画像検査にて葉状腫瘍が疑われた. 穿刺吸引細胞診では, 紡錘形から卵円形の腫瘍細胞が若干の腫大や核形不整を伴って認められ, 脂肪と思われる大小の空胞や膠原線維由来と思われるライトグリーン好染性の帯状の物質が認められた. 細胞診上は上皮成分が採取しえなかった葉状腫瘍の可能性を第一に考えた. 手術組織標本では, 腫瘍は好酸性の細胞質を持つ紡錘形もしくは短紡錘形の細胞より成り, 一部では7個/10HPFの核分裂像が認められたものの有意な核異型はみられなかった. また, 脂肪細胞や帯状の膠原線維束が介在していた.免疫組織化学では, 腫瘍細胞は, vimentin, α-SMAが陽性であった.MIB-1は, 多いところで腫瘍細胞100個あたり20個前後の陽性を示した.以上より, 細胞増殖能の比較的強い乳腺の筋線維芽細胞腫と診断した.
    結論:臨床的に境界明瞭な腫瘍で, 細胞診上, 紡錘状腫瘍細胞に混じって脂肪細胞がみられる場合には, 筋線維芽細胞腫の可能性を考慮することが診断上重要と考えられた.
  • 堀越 美枝子, 石原 力, 伴 聡, 田村 勝, 吉田 孝友, 中里 洋一, 城下 尚
    2000 年 39 巻 5 号 p. 359-363
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:髄液細胞診で診断し得た脳軟膜原発悪性黒色腫の1例を報告する.
    症例:20歳, 男性. 1997年7月頃より肩こり, 頭重感出現.1998年1月頃よりそれら症状が増悪, 時に嘔吐, 嘔気があり他院にて頭部MRLCT検査など施行したが異常はみつからなかった. その後症状が悪化したため当院に精査加療目的にて入院となった. 初回の髄液細胞診検査ではN/Cが高く, 核小体の腫大した異型細胞が孤立散在性に認められ, melanin顆粒を含む細胞は気付かれなかった. 悪性リンパ腫の疑いにて免疫細胞化学的検索を施行したが, 確定診断には至らなかった.髄液細胞診の再検査では孤立散在性の異型細胞に加え, シート状のゆるい結合をもつ細胞集塊が認められた. 細胞質内に茶褐色穎粒を有する異型細胞も認められ, melanin産生性の腫瘍が疑われた. それらの細胞はDopa反応, Fontana-Masson染色に陽性を示し, 免疫細胞化学的検査ではS-100蛋白, HMB-45に強陽性を示したことより悪性黒色腫と診断された.
    結論:悪性黒色腫の診断はいずれの部位においても, melanin色素に気付くかどうかが正確な診断の入り口であるが, 髄液細胞診では検体量が一般に少量で, 出現細胞が少ないことが多いので, ことのほか注意深い観察を行うことが必要である. また, melanin穎粒であるか否かを細胞化学的あるいは免疫細胞化学的に証明することも重要である.
  • 金本 淳, 中村 恵美子, 宮川 恭一, 清水 敏夫, 高見澤 明美, 川口 研二
    2000 年 39 巻 5 号 p. 364-367
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:穿刺吸引細胞診が有用であった, 本邦でもまれな胸部皮下ノカルジア症の1例について報告する.
    症例:症例は79歳男性, 検診にて尿蛋白を指摘, ネフローゼ症候群の疑いで当院を受診した.ステロイド剤による治療を開始したが, 開始後7ヵ月頃から, 右前腕の疹痛と側胸部皮下に6cm大の腫瘤が出現した.診断目的のため, 穿刺吸引細胞診を施行したところ好中球, リンパ球, マクロファージ, 変性壊死物質に混じって繊細な糸状の菌糸が認められた.菌糸はPAS染色, Grocott染色, Gram染色, Ziehl-Neelsen染色 (Fite法) 陽性を示しNocardiaが強く疑われた.細菌培養の結果からNocardia faroinioaと確認された.
    結論:ステロイド剤や免疫抑制剤, 抗がん剤治療を受けている患者に膿瘍中に繊細な菌糸が認められた場合, ノカルジア症である可能性も考慮すべきである.
  • 丸山 清聖, 亀山 香織, 松井 栄美, 阿部 仁, 草刈 悟, 今西 順久, 向井 萬起男, 秦 順一
    2000 年 39 巻 5 号 p. 368-372
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景:唾液腺の腺房細胞癌は比較的まれな腫瘍で, 細胞異型に乏しいため穿刺吸引細胞診での診断は困難とされている.今回われわれは, 穿刺吸引細胞診で耳下腺腺房細胞癌と診断し得た症例を経験したので報告する.
    症例:症例は28歳の女性, 左耳下部腫瘤を自覚し来院.腫瘍性病変が疑われたため, 穿刺吸引細胞診を施行した.細胞像としては, 出血性背景に乳頭状, 小腺管状構造を呈する上皮の大型集塊および, 充実性の小型集塊が不規則重積性に多数出現する像が認められた.腫瘍細胞は類円形で, 核は異型性に乏しく, 泡沫状の細胞質を有しており, 一部の細胞ではPAS染色陽性, Giemsa染色で好塩基性を示す穎粒を認めた.以上より, 耳下腺腺房細胞癌が強く疑われ, 耳下腺浅葉切除術が施行された.腫瘍の切除検体において, 組織学的にも耳下腺腺房細胞癌の診断が得られた.
    結論:穿刺吸引細胞診にて耳下腺腺房細胞癌の診断が可能であることが示唆された.
  • 利部 輝雄, 井上 芳樹
    2000 年 39 巻 5 号 p. 373
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 小田 瑞恵, 石井 保吉, 大村 峯夫, 石田 禮載, 武田 智子, 佐々木 寛, 田中 忠夫
    2000 年 39 巻 5 号 p. 374-380
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮内膜細胞診において子宮体癌を推定する重要な所見は樹枝状集塊と考えている.
    対象・方法:今回細胞異型を主体に判定していた時期の精検施行183例と, 構造異型を主体に判定した最近の精検施行294例の内膜細胞診の正診率と, 体癌症例の手術進行期を比較検討した.また他院で作製された子宮体癌症例の標本について直接塗抹法 (44例) と洗い出し・圧挫塗抹法 (44例) の正診率を比較し以下の結果を得た.
    結果: 1) 細胞異型主体の183例中クラスVと判定されたのは51例で, このうち子宮体癌は29例 (56.9%), 著変なし13例 (25.5%), また子宮体癌症例をクラスVと判定し得たのは33例中29例だった. 構造異型主体の294例中クラスVと判定したのは110例で, このうち子宮体癌は91例 (82.7%), 著変なし5例 (4.5%), また子宮体癌95例は全例クラスIV, Vと判定し得た. 2) 細胞異型主体の時期に発見した子宮体癌33例の手術進行期は4例 (12.2%) が0期, IA期で, 構造異型を主体にしてからの子宮体癌は95例中24例 (25.3%) が0期, IA期であった. 3) 直接塗抹法 (44例) による子宮体癌症例の正診率は54.6%(44例中24例), 洗い出し法は79.6%(44例中35例) だった.
    結論:以上より構造異型を主体に診断することは子宮内膜細胞診の正診率の上昇に有用と考える.
  • 上坊 敏子, 佐藤 倫也, 金井 督之, 今井 愛, 蔵本 博行, 大野 英治
    2000 年 39 巻 5 号 p. 381-388
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:北里大学病院では, 細胞異型のみならず構造異型を重視して内膜細胞診の判定を行ってきた.そこでわれわれの判定基準に従って細胞診断を施行した症例を対象に, 体癌症例の細胞診成績, クラスIII以上と判定した症例の組織所見, 内膜細胞診判定基準に関して検討した.
    対象・方法:1988年から1997年に治療した体癌297例および複雑型子宮内膜異型増殖症22例と, 同期間中に内膜細胞診でクラスIII以上と診断された1,955例である.細胞はエンドサイトで採取し, スライドグラスに直接塗抹したものを用いた.
    成績:体癌, 複雑型異型増殖症における偽陰性率は各3.4%, 18.2%であった.体癌の組織型別の偽陰性率は, G1, G2類内膜腺癌, 癌肉腫でそれぞれ4.7%, 3.7%, 8.3%で, この他の組織型では偽陰性症例を経験しなかった.G1類内膜腺癌では筋層浸潤の深さにかかわらず偽陰性症例を認めた.クラスIII以上の1,324例では, 内膜細胞診の前後3ヵ月以内に組織診がなされていた.クラスIIIからは241例の内膜増殖症と41例の体癌が, クラスIV, Vからは各6例, 266例が発見された.
    結論:内膜細胞診の判定では, 構造異型に着目することが重要である.
  • 則松 良明, 森谷 卓也, 香田 浩美, 玉田 祐里, 津嘉山 朝達
    2000 年 39 巻 5 号 p. 389-395
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:子宮内膜細胞診において類内膜腺癌の診断を行う場合, 腺構造の複雑性を反映した細胞集塊の出現様式に関する解析は重要と考えられる.そこで今回, 類内膜腺癌G140例において, 腺密集増殖集塊や樹枝状集塊に注目し, 出現率や集塊中の腺腔数について検討し, あわせて複雑型内膜異型増殖症や複雑型内膜増殖症とも比較を行った.
    結果: 類内膜腺癌G1においては, 樹枝状集塊の1症例中平均出現率8.2%, 出現症例率は62.5%, 腺密集増殖集塊は同様に29.0%, 92.5%で, 腺密集増殖集塊がより高頻度に出現していた. また, 腺管構造の複雑性を表わすと思われる腺密集増殖集塊中の腺腔数を算定したところ, 類内膜腺癌の平均は16.9個, 異型増殖症11.7個, 増殖症6.5個で, 各疾患群間に有意差を認めた (p<0.01).特に, 15個以上であれば異型増殖症以上の病変推定の指標, さらに21個以上であれば, 類内膜腺癌G1推定の指標となりうる可能性が示唆された.
    結論:以上のことから, 腺密集増殖集塊における腺腔数の観察は類内膜腺癌の細胞診断上重要と思われ, 他の判定項目に加えて総合的な判定を行うことが有用と思われた.
  • 小澤 信義, 大友 圭子, 亀 セツ子, 佐藤 三枝子, 鈴鹿 邁, 及川 洋恵, 森 俊彦, 佐藤 信二, 一迫 玲, 藤原 潔
    2000 年 39 巻 5 号 p. 396-401
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    目的:Pipet curetによる子宮内膜吸引組織診の有用性を検討した.
    方法:Pipet curet吸引組織診とエンドサーチやエンドサイトによる内膜細胞診, さらにセルブロック法組織診の3法を同時に行い, おのおのの成績を比較した. また経膣超音波断層法による子宮内膜の厚さを計測した.
    成績:1.Pipet curetの挿入の難易度と痺痛はエンドサーチなどとほぼ同等であった.日母型キューレットに比べると明らかに痺痛は少なかった.
    2.Pipet curetによる採取量は, 組織十分例が58例, 組織少量例が22例, 組織ほとんどなしが4例で, おのおの平均年齢は46.1歳, 53.9歳, 56歳であった.閉経率は6.9%, 75%, 100%で, 内膜の厚さは9.2mm, 4.2mm, 3.3mmであった.
    3.細胞診疑陽性例12例においてはPipet curet吸引組織診では正常8例, 単純型増殖症1例, 複雑型増殖症1例, 複雑型異型増殖症1例, 類内膜腺癌1例と診断された.細胞診陰性60例においてはPipet curet組織診で正常54例, 単純型増殖症3例, 複雑型増殖症3例であった。
    4.Pipet curet十分例では1切片で内膜腺が約90から約6,000観察された.エンドサーチなど採取セルブロックに比べ約4倍から約127倍多かった.Pipet curet少量例では内膜腺は約50から約140観察された.エンドサーチなどに比べ約2倍から6倍多かった.
    結論:疹痛が軽度で採取量の多いピペットキューレットは, 子宮内膜増殖症や早期体癌の診断に有用と考えられた.
  • 赤田 邦夫, 中西 太, 村上 榮, 加藤 一夫, 中島 伸夫
    2000 年 39 巻 5 号 p. 402-403
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Malignant tumors of the female urethra are reportedly uite rare. We report a case of clear-cell carcinoma in a 42-year-old woman treated by urethrectomy. The tumor was located mainly in the muscular layer and tubulopapillary proliferation was microscopically evident. Hobnail and clear cells were observed histologically in some areas, with similar findings seen in voided urine. Immunohistochemical stains for prostate-specific acid phosphatase and prostatespecific antigen were negative. Tumor cells in this case were similar to those of ovarial clear-cell caricnoma. Further studies are needed, however, to establish the origin ofurethral clear-cell carcinoma.
  • 徳田 雄治, 守屋 勝雄, 公文 正, 渡辺 恵子, 米満 伸如
    2000 年 39 巻 5 号 p. 404-405
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    We report a case of peritoneal malignant mesothelioma in a 66-year-old man, comparing ascites aspiration cytology and the tumor imprint at autopsy. Cytology showed papillary clusters of epithelioid cells with hyperchromatic nuclei and prominent nucleoli. Autopsy showed mainly atypical spindle cells intermingled with epithelioid cell islands. Findings of imprint cytology reflect the histological structure making it useful in differentiating mesothelioma from adenocarcinoma.
  • 辻村 亨, 杉原 綾子, 寺田 信行, 針山 良二, 山本 格士
    2000 年 39 巻 5 号 p. 406-407
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    A 57-year-old woman with an adenomatous goiter of the thyroid gland for 3.5 years, suffered rapid enlargement of the thyroid gland. Aspiration cytology showed only a few tumor cells having bizarre nuclei and abundant cytoplasm. Thyroidectomy and subsequent chemotherapy were ineffective, and the patient died within 4 months after the thyroidectomy. Thyroid gland histology showed an undifferentiated carcinoma composed of pleomorphic tumor cells with a few osteoclast-like giant cells. The present case shows that a few tumor cells with bizarre nuclei in cytology during the course of an adenomatous goiter of the thyroid gland indicates development of an undifferentiated carcinoma.
  • 松原 美幸, 川本 雅司, 渡會 泰彦, 杉崎 祐一
    2000 年 39 巻 5 号 p. 408-409
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    In hypersensitivity pneumonitis (HP), bronchoalveolar lavage (BAL) sometime show atypical lymphocytes (AT). We compared lymphocytes from (5 patients) with BAL flui from small lymphocytic lymphoma and leukemia (LL from 6 patients). In a Giemsa-stained specimen, 500 lymphocytes per case were categorized as N (normal), A (smaller than a neutrophil, atypical nuclear shape), AS (A with abnormal chromatin), and AL (larger than a neutrophil, with atypia), then calculated the ratio of each category. AT accounted for 14 to 22%(A + AS, AL= 0%) in HP, but LL showed a high A+AS ratio (>51.7%) with AL (>0.2%). Thus, calculating the ratio of small AT is important to avoid misinterpretation of BAL samples when AT is observed.
  • 淀縄 聡, 平野 稔, 小川 功, 高谷 澄夫, 下山田 博明
    2000 年 39 巻 5 号 p. 410-411
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    A 31-year-old woman presented with a solid 4×4 cm right breast tumor on echography, which further showed an irregular border and a heterogenous internal echo. Aspiration cytology showed clusters of atypical small cells indicating invasive ductal cancer, so modified radical mastectomy was done. Stamp cytology showed atypical lymphoid cells without clusters, indicating malignant lymphoma. The histological diagnosis was diffuse mixed B-cell malignant lymphoma.
  • 堀江 靖, 加藤 雅子, 永見 光子, 杉原 千恵子, 八島 正司
    2000 年 39 巻 5 号 p. 412-413
    発行日: 2000/09/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    A rare case of subependymal giant cell astrocytoma without tuberous sclerosis is documented. A tumor was detected in the anterior horn of the left lateral ventricle of a 12-year-old boy. Both imprint smear cytology and histology revealed the presence of large epithelioid cells with eccentric nuclei and thick eosinophilic cytoplasm. Most epithelioid cells were strongly positive for S-100, vimentin, and neuron specific enolase on immunohistochemistry, and a few cells showed weak a positivity for glial fibrillary acidic protein and neurofilament. These large epithelioid cells were considered to represent an intermediate lineage between astrocytes and neurons.
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