日本障害者歯科学会雑誌
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臨床集計
特別支援学校(知的障害)の児童・生徒の保護者がかかりつけ歯科医療機関に求める医療サービスおよび歯科医療機関の種類とう蝕罹患状況との関連
中山 朋子, 前濱 和佳奈, 緒方 麻記, 中嶋 真理子, 尾崎 茜, 水谷 慎介, 小島 寛
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2020 年 41 巻 4 号 p. 366-374

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抄録

特別支援学校(知的障害)の児童・生徒の保護者が歯科医療機関に対して求めていること,および歯科医療機関への定期受診の有無とう蝕経験との関連を明らかにすることを目的に調査を行った.2018年6月に特別支援学校(知的障害)の児童・生徒227人の保護者に質問用紙を配布し,かかりつけ歯科の有無と最初の受診時年齢および受診頻度のほか,かかりつけ歯科の良い点,要望したい点を選択形式で,また,歯科への要望を自由記載方式で回答させた.う蝕罹患状況は同年の学校歯科健康診断の結果から集計した.質問用紙は136部回収され,回収率は59.9%であった.このうち,歯科健診結果が得られた者は134人,かかりつけ歯科ありとした者は101人であり,以下の結果を得た.

(1)かかりつけ歯科の種類は歯科診療所が84人(83.2%)と最も多く,大学病院は12人(11.9%)であった.

(2)かかりつけ歯科の良い点は「歯科医師の対応がいい」67人(66.3%),「スタッフの対応がいい」64人(63.4%),「障害者歯科の専門性が高い」49人(48.5%)の順に多かった.

(3)「こんな歯科があればいいな」と思うことの自由記載意見では,専門性の高さに関するものが多く,次いで患者への理解と応対に関するもの,待ち時間に関するものの順であった.

(4)かかりつけ歯科の有無や種類とう蝕罹患状況に関連性はみられなかった.

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© 2020 一般社団法人 日本障害者歯科学会
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