日本フットケア・足病医学会誌
Online ISSN : 2435-4783
Print ISSN : 2435-4775
実践報告
当院透析患者におけるフットトラブルの早期発見に向けた定期評価とフットセルフケア指導の成果
髙田 結以, 後藤 智子, 平井 美智恵, 及川 功, 及川 健一, 橋詰 壽律, 藤本 博行
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2026 年 7 巻 3 号 p. 303-305

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抄録

 当院は通院透析施設で, 透析中にフットケアを行っている.しかし, フットケアの検査体制が年1回のみであったこと, スタッフの知識や技術も不十分であったことから, 毎月患者にフットトラブルが発生していた. 高齢や透析患者の特性から足のセルフケアも困難であった.
 そこで体制を見直し, 足の状態と足のセルフケアを把握・情報共有するためにフット評価表を作成した.6ヵ月ごとにABI・SPPによる定期血流検査の実施と評価を行った.また毎月フットケアが必要な患者にはフットケアを提供した. パンフレットを使用してフットセルフケア指導を行った.
 透析患者132名を対象に2022年5月と2024年5月のフット評価表のデータを比較したところ, 足状態の項目のうち胼胝, 乾燥の保有率が減少した. また, 保湿ケアの実施率が上昇した. 患者からは肯定的な声も多く, スタッフの対応力も向上し, QOL改善につながったと考えられる.
 今回のフットケアの取り組みを通して, フットケアに積極的にかかわることで患者のフットトラブルを予防できるということを改めて実感した.

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© 2026 一般社団法人日本フットケア・足病医学会
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