園芸学会雑誌
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油処理によるイチジク果実の成熟促進に関する研究 (第3報)
脂肪酸およびグリセリン処理による果実の成熟促進
平井 重三平田 尚美堀内 昭作
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1967 年 36 巻 2 号 p. 147-150

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抄録
1963年と1964年に, 油の構成成分である脂肪酸とグリセリンをイチジク果実に処理して成熟促進の効果を調査した。
1. 脂肪酸としてリノレン酸, オレイン酸およびステアリン酸の処理を行なつたが, いずれも顕著な成熟促進の効果がみられた。とくに炭素の二重結合数の多い不飽和脂肪酸であるリノレン酸処理が最も有効であつた。
2. グリセリン処理の効果は認められなかつた。
3. 脂肪酸およびグリセリンを処理した成熟果の果径, 重量, 還元糖, リンゴ酸含量および着色度は, 無処理および油処理の成熟果のそれと大差がなかつた。ただ脂肪酸処理果実は, いくぶん果径と重量が大きく, 還元糖とリンゴ酸の含量はやや低くなる傾向がみられた。
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