京都大学防災研究所
京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻
2007 年 20 巻 3 号 p. 214-225
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分布型流出モデルで再現する計算流量を,流水の時空間起源に応じて成分分離する手法を提案する.この手法では,分布型流出モデルの各単位斜面・各流出経路を流れている水が,いつどこに降った雨水で構成されているのかを上流から下流まで追跡する.提案する手法を,不飽和・飽和地中流・表面流を考慮する分布型流出モデルに適用し,モデル構造の違いやパラメタの違いが流水の時空間成分に及ぼす影響を分析した.