廃棄物資源循環学会論文誌
Online ISSN : 1883-5899
Print ISSN : 1883-5856
ISSN-L : 1883-5856
研究ノート
ベルギーにおける家庭系容器包装廃棄物のリサイクルの現状と日本への示唆
笹尾 俊明
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 30 巻 p. 38-47

詳細
抄録
EU諸国内で最高水準の容器包装リサイクル率を達成しながらも,比較的低費用でその運用を行っている国がベルギーである。ベルギーでは,日本とほぼ同時期に容器包装廃棄物リサイクルの制度が導入され,家庭系の容器包装廃棄物については事業者団体 Fost Plus と自治体が連携して,リサイクルを行っている。本研究では,国内で紹介されることの少ないベルギーの容器包装リサイクルについて,最新のデータをもとに物量的側面と財政的側面から報告する。そして,日本の容器包装リサイクルとの比較を通じて,ベルギーにおける容器包装リサイクルの費用効率性の要因を分析し,効率的なリサイクルのあり方について検討する。
著者関連情報
© 2019 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top