日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会雑誌
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心臓サルコイドーシスの重症心不全に対する心臓再同期療法(CRT)の有用性
石橋 耕平
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2023 年 43 巻 1_2 号 p. 101-103

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抄録

心臓サルコイドーシス(CS)は予後不良で,免疫抑制治療が治療の中心だったが不十分にて,様々な薬物/非薬物治療が登場した.心臓再同期療法(CRT)は心不全の標準治療だが,CSの十分な報告はない.CRTは炎症の影響を受けるとされるが,過去の報告の多くはステロイド使用率が低く症例数も少ない.我々はCRTに関して全国調査データにて検討し(CRTに影響する性差も考慮),CS 430例中CRTは73例(女性:男性=46:27例),ステロイド使用率は高かった.5年死亡率はcontrol/CRT女性/CRT男性群:7/10/30%と,CRT男性群で有意に不良だった.CRT群のみの検討では,男性の致死性不整脈が有意に多かった.多変量解析で女性は予後良好の予測因子だった.左室駆出率(LVEF)は不変だった.CSのCRTはLVEFの維持効果は期待されるが改善に乏しいため,有用性は限定的(特に男性)で注意を要する.

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© 2023 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会
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