2025 年 45 巻 1_2 号 p. 49-52
症例は40歳女性.湿性咳嗽を主訴に近医を受診し,胸部CTで増加・増大する多発肺結節・胸膜病変を認め,確定診断目的にビデオ下胸腔鏡手術(VATS)による肺生検が施行された.CT所見やVATS時の肉眼所見では非特異的な小結節のみであったが,肺生検の病理所見では臓側胸膜と肺内に多数の類上皮細胞肉芽腫を認め,抗酸菌培養が陰性であることと併せてサルコイドーシスと診断された.VATSによる肺生検が臓側胸膜病変を有するサルコイドーシスの確定診断に有用なことがある.