日本口腔内科学会雑誌
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症例報告
遺伝性血管性浮腫患者の両側上下顎智歯抜去を静脈内鎮静下で行った1例
河野 多香子植埜 修司辻 要松島 由紀井関 富雄森田 章介
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2017 年 23 巻 2 号 p. 80-74

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抄録
遺伝性血管性浮腫(hereditary angioedema:HAE)と診断された患者の両側上下顎智歯抜去を経験したので報告する。患者は37歳,男性。両側上下顎智歯部の違和感を自覚し,抜歯希望にて当科を紹介,受診した。浮腫対策として,抜歯1週前からトラネキサム酸(1,500mg/日)を内服投与させ,術当日にヒトC1-インアクチベーター(C1-INH)とトラネキサム酸の術前投与を行い,静脈内鎮静下で埋伏智歯抜去術を施行した。術後浮腫等の全身症状も認められず,経過良好であった。
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© 2017 日本口腔内科学会
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