日本口腔内科学会雑誌
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原著
東京歯科大学市川総合病院における三叉神経痛患者の臨床的検討
平賀 智豊三邉 正樹鈴木 大貴佐藤 一道岡田 聡仁科 牧子野村 武史
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2020 年 26 巻 1 号 p. 22-30

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抄録
国際頭痛分類第3版beta版1)では,三叉神経痛は典型的三叉神経痛(13.1.1)と有痛性三叉神経ニューロパチー(13.1.2) の小項目に分類された。2017年7月から2019年12月の間に当院の歯科・口腔外科および神経内科とのリエゾン外来である頭痛・口腔顔面神経疾患外来を受診し,三叉神経痛と診断された48名の患者の臨床統計を行ったので報告する。性別は男性17名,女性31名,平均年齢は60.0±13.8歳であった。診断では13.1.1が46例で最も多かった。13.1.2の下位分類である占拠性病変による有痛性三叉神経ニューロパチーを2例認め,このうち,1例は感覚障害や電気生理学的異常所見を認めず,さらにカルバマゼピンに対する治療反応性が良好で,13.1.1の特徴を有していた。三叉神経痛の診断には,脳神経スクリーニング検査とMRI検査による頭蓋内スクリーニングが必須と考えられた。
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© 2020 日本口腔内科学会
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