2025 年 9 巻 s2 号 p. s107-s110
民事判決書は長文にわたるものが少なくない上、当事者や請求が複数である場合などでは、判決書が示す判断内容の理解は容易ではない。それに対して、主文、請求、事案要旨の三つの情報を判決書から抽出し、それらの間の対応関係を明らかにすることにより、判決書の判断内容を簡潔かつ正確に示すことや、上記各情報を関連付けた検索が可能となる。さらに、判断内容の傾向など、判決書のより高度な分析への寄与が期待できる。そこで、判決書中の上記各情報についてXML形式によるデータ化手法を提案するとともに、裁判所ウェブサイトから取得した民事第一審判決書について、XMLデータ化を行った。このデータは公開予定である。