日本東洋医学系物理療法学会誌
Online ISSN : 2434-5644
Print ISSN : 2187-5316
特別講演
鍼灸による疼痛治療を科学する
- 解剖・生理・生化学を総動員して東洋医学の神秘に挑む -
須田 万勢
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キーワード: 鍼灸, 疼痛, ファシア
ジャーナル オープンアクセス

2023 年 48 巻 2 号 p. 23-29

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抄録
 鍼灸による除痛のメカニズムは、中枢神経系における下行抑制系の賦活化によるという説明が 主流である。しかし、著者らは発痛源の局所においても、鍼灸の除痛作用が働いている可能性が あると考えている。ファシアという近年注目を集めている構造物により、「経穴」の病理学、「刺鍼」 刺激の生化学、「経絡」の解剖学的な説明が一元的に可能となる。本稿では、ファシアを用いた鍼灸の除痛メカニズムについての作業仮説が、東洋医学と西洋医学をつなげる架け橋になる可能性を述べる。
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© 2023 一般社団法人 日本東洋医学系物理療法学会
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