仙台赤十字病院小児外科
宮城県立こども病院外科
2018 年 54 巻 2 号 p. 268-272
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症例は2歳2か月男児.腸重積症の診断で空気による非観血的整復を施行した.容易に整復は可能であったが,5日間で5回の再発を繰り返したため,腹腔鏡下回盲部固定術を施行した.盲腸を右腹壁に固定した後,回腸末端を上行結腸に固定した.術後経過は良好で3病日に退院した.術後1年7か月で再発は認めていない.短期間に再発を繰り返す腸重積症に対しては腹腔鏡下回盲部固定術も治療の選択の一つとして考えられる.
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