日本小児外科学会雑誌
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症例報告
腸重積症を契機に発見された悪性所見を有する盲腸若年性ポリープの1例
谷口 彰宏井上 真帆廣畑 吉昭東 真弓坂井 宏平文野 誠久青井 重善古川 泰三田尻 達郎
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2019 年 55 巻 5 号 p. 957-961

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抄録

腸重積症初発から2年後の再発にて発見された,盲腸原発の若年性ポリープに悪性所見を認めた1例を報告する.症例は7歳男児.5歳時に腸重積症の非観血的整復の既往がある.今回,間欠的腹痛にて前医を受診し,腹部超音波にて腸重積症の診断で,高圧浣腸にて整復されたが再発し,再整復後に精査目的に当科へ転院となった.下部消化管内視鏡にて盲腸にIp型ポリープを認めたため,ポリペクトミーを施行したところ,若年性ポリープの先端部の一部にadenocarcinoma in situが認められた.全摘された単発病変であり,転移所見もないため,追加治療せず経過観察としている.単発性の若年性ポリープに癌化を認めることは非常に稀であるが,経過が長い症例ではその可能性を念頭に置く必要があると考えられた.

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