2022 年 2 巻 Supplement 号 p. S22
「多様性(diversity)とは、それぞれ属性の異なる人やモノが集まる状態」と定義される。スポーツ理学療法の現場においては、実施する側される側それぞれ年齢や性別、経験、環境も多様であり、互いの違いや価値観を理解し尊重されるべきである。また、日本政府や関連省庁においても、「ダイバーシティと女性活躍促進」「グローバル化人材の育成」が謳われている一方で、それらの実施に向けての課題は多い。
昨年実施の2020東京オリンピックパラリンピック競技大会での活動を経て、関わった理学療法士それぞれがグローバルスタンダードを経験し、目指すべき方向も見えてきた。
そこで本パネルディスカッションでは、対象や職域の拡大、ライフイベントとの両立支援など現在の課題を共有し、持続可能で多様性のあるスポーツ理学療法士を目指すための議論を深めていきたい。