抄録
ポプラ, コナラ, ケヤキ, シラカシおよびスダジイの各個葉におけるガス交換速度が, チャンバー内の温度条件 (20, 25, 30, 35℃) および湿度条件 (50, 60, 70, 80%) の違いにより生じる特徴について研究を行った。温度条件と樹種間について分散分析をした結果, 純光合成速度と気孔コンダクタンスは, いずれの樹種も35℃で低い値になった。特にケヤキは35℃でほとんど停止した。一方, 蒸散速度は交互作用がみられ, ポプラとスダジイは温度の上昇により増大したが, コナラとシラカシは30℃まで増大して, 35℃では低下した。ケヤキは25℃以上で著しく低下した。湿度条件と樹種間については, 純光合成速度と葉内コンダクタンスおよび細胞間隙CO2濃度への湿度の影響は認められなかったが, 気孔コンダクタンスは交互作用がみられた。