抄録
多自然型川づくりや水辺ビオトープの創出の中で, 水辺の早期緑化を目的として水辺植物の植栽が実施されている。その中で用いられる種苗は,地域を越えて流通していることが多く,自然界には起こりえない生物種の人為的移動が問題視されている。ここでは,その解決策の一つとして契約生産を取り上げ,生産の可能性の検討とそのコストの試算を実施したものである。その結果,ロットによって単価が大きく変動するが,ある程度の数量がまとまればコスト的に十分実現可能であることがわかった。しかし,発注体制や契約条件,枯損の際の保障など解決すべき問題は多い。