抄録
都市緑化の啓発および緑化植物の自生地環境にも意識を向けさせる試みとして,里山の植物とフトン籠型緑化ユニットを活用した環境教育活動を行った。対象は,神奈川県川崎市の工場地域に位置する県立総合高校の1年生10数名である。授業は,大学生による緑化ユニットに関する基礎説明,造園職人の指導による緑化ユニットの製作体験,さらに対象高校生による緑化デザインコンテストの実施といった内容を3度に亘って行った。対象高校生へのアンケート結果等から,都市緑化全般や都市と自生地とが連動する緑化の啓発について,一定の成果が得られることが示されたが,自生地(ここでは里山)との繋がりは,表面的な理解や契機に留まった。