日本緑化工学会誌
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論文
造成地における未熟土の性状とバーク堆肥施用が土壌改良および 4 樹種の苗木の初期成長に与える効果
高砂 裕之高山 晴夫
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2011 年 37 巻 1 号 p. 114-119

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抄録
造成地において生じた森林土壌の下層土を起源とする未熟土を対象として土壌分析を行った結果,未熟土は pH 4.9 と酸性で,植栽基盤の整備目標値と比較して養分に乏しく,また,礫含量が多く保水性も低かった。この未熟土にバーク堆肥を 10 vol%と 20 vol%混合すると,養分含量が高まり,有効水分保持量も高まった。また,この未熟土にバーク堆肥(配合量;3,6,9 L/株)と肥料を施用し,アカマツ,コナラ,エノキ,クスノキの苗木による 2 年半の植栽試験を行った。アカマツはバーク堆肥施用量が多いほど樹高と枝張りの相対成長率が高くなったが,株元直径の成長にはあまり差がなかった。一方,エノキは 6 L 区で最も成長が良いなど,バーク堆肥施用量と苗木成長における資源配分との関係や樹種による違いが明らかとなった。
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