抄録
堤防を拡幅かさ上げする築堤工事において河川内で発生した伐採木の有効利用,野芝種子によるのり面保護,コスト縮減を目的とし資源循環型短繊維混入植生基材吹付工を行った。これまで行われている衣土+張芝工は施工性や管理面,衣土+野芝種子吹付工は耐侵食性や生育性,伐採木の処理が問題となっていた。そのため伐採木チップに短繊維を混入した吹付基盤を用いた基礎試験により耐侵食性が高いこと,野芝種子の生育が健全なことを確認した。本施工でも発芽前に 1 m 以上の積雪を経たものの耐侵食性が高いこと,野芝種子の発芽が良好なことを確認した。