2019 年 45 巻 1 号 p. 244-247
2000 年以降に急速に設置された木製治山ダムは施工から約20 年が経過し,堤体の自然劣化が進んでいる。しかし,堤体に多点を接触させる必要のある計測機器では短時間に堤体外形の劣化状況を把握できない。そのため,こうした計測機器で劣化診断を行う前に堰堤の外形を遠隔から把握する方法を検討する必要がある。外形を比較的短時間に把握できる非接触型の測定方法であるUAV写真撮影と面的計測可能な光波測量を組み合わせた方法を検討した。その結果,上空10~25 m の写真から傷や接合ボルトを確認できたが,水通し部分の水分状態が光波測量の計測時間に大きく影響することが分かった。