日本緑化工学会誌
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技術報告
河川水辺の国勢調査結果を用いた九州の一級水系における河川環境,とくに外来植物群落の変遷に関する考察
友口 勇生内田 泰三 早坂 大亮
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2020 年 46 巻 1 号 p. 186-189

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抄録

九州の一級水系を対象に,同水系の河川環境,とくに外来植物群落の変遷について,河川水辺の国勢調査結果から解析を行った。その結果,次のことが示唆された。多くの水系で過去から現在にかけて,在来植物群落が外来植物群落に変遷した。施設地や人工草地等の開発(人為的攪乱)も増加したが,同攪乱の影響は,主として外来植物群落に及んだ。それ以外の外来植物群落に着目すると,過去から現在にかけてその多くがセイタカアワダチソウ群落からセイバンモロコシ群落に変遷した。とくに,この傾向は,北部九州で顕著であった。また,この変遷の過程においては,上記2群落の複合型や前者とタチスズメノヒエ群落との複合型等を形成する時期もあった。

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© 2020 日本緑化工学会
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