2021 年 47 巻 1 号 p. 165-168
木製治山堰堤の経年劣化に伴う形状変化を把握するために携帯型地上レーザースキャナを用いて遠隔から大量に位置座標を取得する方法について検討した。秋田県北秋田市に設置された木製堰堤を対象にトータルステーションと携帯型地上レーザースキャナにより堰堤の座標を取得した。堰堤の測量方法は,堰堤に簡易反射板の標定点を6点設置してから,2つの測量機器により堰堤と標定点を計測し,レーザースキャナの座標をトータルステーションの座標に点群解析ソフトウェアで変換する方法を採用した。その結果,標定点の直線距離の2乗平均誤差は1~2 cmとなり,異なる時期の形状比較が可能な測量座標系の点群が得られた。